プチ断食の実践

まず金曜日の「予備断食」についてですが、これは特に胃を傷めないようにするためです。誰でも唾液、胃液、膵液、腸液、胆汁、複数の酵素など、食べものを消化するために、大量の消化液、消化酵素を使っており、急にお腹の中を空にすると胃に良くないのです。

 

スムーズに本断食をするための準備として、昼食は腹八分に抑え、夕食は普段の半分にして、普段より水分は多めに摂ってください。お酒も飲まない方が賢明です。こうして土曜日の本断食に入ります。

 

断食をすると、血糖値や血圧が急に下がりやすいので、激しい運動は止めましょう。軽い散歩や読書などで過ごしながら、水以外は何も摂らないようにします。水は意識して多めに飲まないと、食品から摂れないので脱水しやすくなります。

 

予備断食をしていれば、こうして昼過ぎには体内で普段使っていない脂肪燃焼のシステムが動き始めます。もちろん夕方あたりになればお腹が空きますが、明日の朝までの辛抱です。

 

日曜日は復帰ということで、30時間以上休止していた内臓を動かすため、朝食は一杯のお粥をゆっくり食べるようにしてください。昼食、夕食も普段の半分程度が好ましいでしょう。ここでたっぷり食べてしまうと、せっかくの断食の効果がなくなってしまうので注意してください。毎週続けているうちに慣れると思います。